第二回防災ボランティアセミナー -能登半島の震災から学ぶ- を開催しました
- 桐蔭学園トランジションセンター
- 21 時間前
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2025年6月21日(土)、桐蔭横浜大学にて「第二回防災ボランティアセミナー -能登半島の震災から学ぶ-」を開催しました。(共催:あざみ野商店会、やさしい街あざみ野実行委員会 後援:横浜市青葉区)当日は、地域住民の方々、本学の大学生、そして桐蔭学園高等学校、中等教育学校の生徒など、合計71名が参加しました。講演とワークショップを通じ、防災に関する理解を深めました。
セミナーは、本学トランジションセンター所長 武田による開会の挨拶で始まり、司会は現代教養学環2年の菅野一斗さんが務めました。
司会 現代教養学環2年 菅野一斗さん(左)、トランジションセンター所長 武田佳子(右)
本学法学部非常勤講師 松田康博による基調講演では、能登半島地震の事例だけでなく、東日本大震災や関東大震災の記録や写真も交えながら、「過去の災害から学び、備えることの大切さ」について分かりやすく解説されました。松田先生は「地震はいつでも起こります。自分は大丈夫だろうと思わずに、覚悟をもって自らを守ってください」と力強く呼びかけました。
桐蔭横浜大学 法学部非常勤講師 松田康博先生
続いて、横浜市青葉区総務課 危機管理・地域防災担当係長の亀谷史織様より、青葉区の防災への取組についてお話しいただきました。また、外出中に災害が発生した場合の一時避難場所や、防災ポータルサイト、横浜市公式ホームページ、「青葉区民防災必携ハンドブック」、横浜市避難ナビなど、災害時に役立つ情報ツールも紹介されました。

青葉区総務課 危機管理・地域防災係長 亀谷史織様
法学部2年の遠藤晄希さんと羽田考佑さんが、2025年2月に実施した能登での災害ボランティア活動について報告しました。活動の全体概要に加え、現地での苦労や印象に残った体験について語り、羽田さんは「まだまだボランティアの力が必要です。ぜひ皆さんも参加してください」と呼びかけました。また遠藤さんは、「ボランティア活動ではチームワークがとても大切だと実感しました」と述べ、ボランティア活動を通じて得た学びを伝えました。
法学部2年 羽田考佑さん(左)、遠藤晄希さん(右)
さらに、珠洲市観光大使・いしかわ観光特使・東京奥能登応援団代表の光眞章様と、櫻田酒造の櫻田愼太郎様をお迎えし、珠洲市での被災から復興に至るまでの過程を、酒蔵再建の具体例も交えてご紹介いただきました。
珠洲市観光大使、いしかわ観光特使、東京奥能登応援団代表 光眞章様(左)、櫻田酒造 櫻田愼太郎様(右)
後半は、災害時の「救出・救命・搬送」をテーマとしたグループワークを実施しました。青葉消防署の総務・予防課から田中智己様と知久様、青葉台消防出張所長富田耕貴様の進行のもと、法学部学生によるデモンストレーションを交えながら、全員が体験型の実習に参加しました。実践的な内容が参加者の関心を集めていました。
グループワーク終了後には、やさしい街あざみ野実行委員会・根岸里香様よりご挨拶をいただきました。根岸様からは、「このような防災の取り組みが継続していくことの大切さ」についてあらためてお話しいただきました。
最後に、本学法学部長麻妻和人より閉会のあいさつがあり、地域住民の方との交流を通じた本日のような取り組みが学生にとっても大切な学びとなっていることを、感謝とともに伝えました。
やさしい街あざみ野実行委員会 委員長 根岸里香様(左)、 法学部学部長 麻妻和人教授(右)
防災を「誰か任せ」にせず、「自分ごと」として考えることの大切さを再確認した今回のセミナー。今後も桐蔭学園では、このような防災・減災の学びの場を地域に開いてまいります。

当日の様子は以下の通りiTSCOM(イッツコム)にて放送予定です。
ぜひご覧ください。
【放送予定】
日 時:6月27日(金)18:00~18:10
チャンネル:iTSCOMチャンネル 地デジ11ch・C111
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